前回(2005/3/15)、レモンシロップの作り方&利用方法を紹介いたしましたが、今回は残ったレモンの皮の再利用方法をご紹介いたします。
お茶請けやお子様のおやつに、ビタミンCと食物繊維たっぷりのヘルシーでおいしい一品です。名付けて「フルーツきんとん檸檬風味」です。
<材料>
・シロップ漬けのレモン
・レモンシロップ(前回作ったもの)
・さつまいも
・りんご
・砂糖 ・・・・・各適量
<作り方>
①さつまいもは1センチくらいの輪切りにし、水にさらしてアクを抜く。
②レモンは皮ごと粗く刻み、りんごは3ミリ程度のいちょう切りにする。
③鍋にさつまいもとヒタヒタの分量の水を入れ、さつまいもに竹串が通るくらいまで茹でる
④③の鍋に②とレモンシロップ・砂糖を加えてさらに弱火で煮る。
⑤りんごがやわらかくなったら木べらでよく混ぜながらさらに煮詰める。
⑥水分がなくなって全体がポッテリとしてきたら火からおろし、よく冷ましてからいただく。
*レモンシロップ・砂糖の分量はお好みで加減してください。
*さつまいもの皮が気になる方はむいてください(厚くむかなくてもレモンの酸味できれいに仕上がります)
*りんごの代わりに缶詰のパイナップルなどでもおいしいです。その場合は最後に加えて火を通さずに混ぜ合わせます。
どうです?美味そうでしょう?レモンジャム・レモンピールもできますがまた試作してからにしましょう。
石田 照治
「母の日に因んで」
突然ですが、皆さんのお宅の味は何ですか?
おにぎり・味噌汁・漬物…色々ありますよね。
我が家の味は卵焼きです。我が家の、というより母の味といったほうがいいのかも知れませんが数ある食卓の料理の中で真っ先に思い浮かぶのが卵焼きです。
ちなみに卵焼きといえば、一般的におだしと砂糖で味付け、ですよね。でも、我が家は『塩』なのです。
物心ついた時から我が家では塩味が当たり前だった為、学生時代に友達とお弁当のおかずを交換した際、甘~い卵焼きにかなりショックを受けました(苦笑)それはもぅ、「有り得ないっ!」といった感じで(笑)今はもう普通に食べますが。
何故、我が家は『塩味』なのか?以前、母に聞いてみたら、「甘い卵焼きは嫌いだから」との理由でした。
なんて理由だ!母よ、おかげで貴女の娘は卵焼きの味について、友と討論しましたよ(笑)。
母の味覚で幼少から叩き込まれた『塩味の卵焼き』。
社会に出るようになって自らお弁当を作った時期もありましたが、なかなか満足出来る味にならず、味付けの内容を問いただしたら『塩・味の素調味料・酒』を少々…と教わったのですが、自分で作ったものに未だ満足出来ません。やはり、母の力は偉大です。
安部 美奈子
この時季になると、いつも不思議に思うことがある。それは、柏餅についてであるが、何故、柏餅にのみ「みそあん」があるのか?という疑問である。私は柏餅の「みそあん」が好物であり、この時季に、“思いっきり”食べる。子供の頃、家族から「この子は変なものが好きで・・」と言われ、子供ながらにその美味しさを必死に訴えた記憶がある。親も仕方なく食べたのであろう。その美味しさを認めてくれ、その後、我が家で買う柏餅の半分は「みそあん」になった。妻も娘たちもが「みそあん」の柏餅を食べる。最初はちょっと尻込みしたのではあるが、今では其のおいしさを認めてくれている。うれしいことである。「つぶあん」も「こしあん」も美味しいことは、認める。しかし、冒頭にも書いたように、「みそあん」は私の知りえる範囲では柏餅だけなのだ。真夏日にコンビニでおでんが売られ、雪景色の中でアイスコーヒーが飲め、お餅を1年中買えるような便利な時代に、何故柏餅の「みそあん」だけはこの時期にしかないのだろうか。ほのかな塩味の中に甘さがあり、じつに見事に調和している、といったら大袈裟ではあるが・・・.
娘たちに言わせると「美味しいことは認めるけど、ずっとあったら飽きるかも・・」、「他の和菓子に使い難いのでは・・・」、「今しか食べられないからいいのだ」等々の意見が出た。そんな家族の会話を聞きながら、私は3個目になるみそあんの柏餅を口に運んだ。美味である。
西田 照孝
子供の頃、潮干狩りを“ひよしがり”と覚えてしまい、いまだに話すときは緊張してしまいます。今回はその潮干狩りに子供を連れて金沢海の公園に行って来ました。
この公園は横浜で唯一潮干狩りの出来る場所で尚且つ入場料が無料ということもあり、かなり混み合います。(駐車場は1500円/日)一昨年のゴールデンウイークの時は3kmほど進むのに2時間以上かかりました。駐車場も1500台以上は停められるようですが、早い時間に行かないとシーズン中はかなり待つ事になるかもしれません。
公園内は人口海岸の他、広場や遊歩道があります。食事はバーベキューをする場所(有料予約制)もありますし、八景島まで歩いてレストランで食事することも可能です。売店は2ヶ所とコンビニが一軒ありますが、弁当持参が一番いいと思います。
さて潮干狩りですが朝方はかなり水が冷たく、潮が引いてきた所を沖に掘り進み、貝をたくさん(食べる分だけ)採りました、あまり貝には詳しくないのですが、アサリ、バカガイ、カガミガイ(?)だと思います、ここの貝は当初は稚貝を撒いたようですが、今は自然繁殖だそうですので、子供達が採った小さな貝(2cm以下は持帰り禁止)は、みな海に戻してやりました。
採った貝は新聞紙に包んでクーラーボックスに入れて持ち帰り、前日からカルキを抜いた水に塩を入れ(3%位)翌朝まで砂抜きをし、そこからは奥様の出番で、大きい貝はボンゴレ、小ぶりのものは味噌汁になりました。旬の味という感じでおいしかったです。明日からのゴールデンウィーク、前半にお金を使い果たしてしまったら行かれてみては如何ですか。大潮はゴールデンウィーク後半の7日、8日です。子供達も楽しかったらしく「パパまた“ひよしがり”行こう!」 (^_^;
遠山 正幸
故郷には、誰にでも自慢できる郷土料理が一つや二つあるものですが、今日お話しする食べ物は、人によっては、食欲を低下させる一つかもしれませんが、処変われば品変わる・・の一品として聞いていただきたのです。
祝い事に、今も昔も良く使われる物に「赤飯」が有りますが、私の郷里では、作り方は同じでも、中に入れる豆が、違うのです。関東では一般的に「ささげ」と言う種類の豆を使いますし、関西では、「普通の小豆」を入れるそうです。
ささげは、皮が厚く、蒸しても煮ても、豆が裂ける事が少ないのですが、小豆は、皮が薄い為、腹が直ぐ裂けてしまいます。
余談ですが、小豆に臍(へそ)が有るのをご存知ですか?
小豆を良く見ると、側面の白い部分が目に付きますが、正にここが腹で、中心に穴が空いているのです。肉眼ではなかなか確認出来ませんが、人間で言う臍と同じで、ここから養分を吸収しているのです。煮えにくい小豆は、この穴が塞がっている場合があり、水が入りにくい為に煮えないのです。
関東は昔から武家社会の色が強い土地柄の所為か、切腹を連想させる小豆は好まれず、もっぱら、ささげを使うそうです。その点、関西は、切腹などには拘らず、安い小豆を使ったと何かの本に書いて有ったと記憶しています。丁度、切腹への連想は、他に、鰻の裂き方(腹側を裂くか、背側を裂くか)にも良く現れているようです。
さて、いよいよ私の故郷の赤飯の紹介です。
なにを隠そう、私の故郷、北海道では、赤飯に「大正金時」それも、甘納豆を入れるのです。北海道全てとは思いませんが、北海道各地の友人に確認したところ、同じ答えが返ってきたので、この食べ方は多くの道民に指示されていると思います。
赤い餅米の中に、大きな顔をして、居座る金時豆は、存在感十分で北海道の大地を思わせます。
タップリのごま塩を振りかけて食べる甘辛い赤飯は、とても美味ですよ。我が家の子供達も、赤飯には大正金時の甘納豆いり赤飯が大好物で、他は手も出しません。東京に住む友人に話すと、気色悪いと言って、聞きたがらないのですが、機会が有ったら是非甘辛い赤飯を召し上がっては・・時間があれば、何故小豆の甘納豆ではなく、大正金時なのかも調べたいと思っております。
柳谷 健雄
豚丼(ぶたどん)
私は以前、雑豆を担当していたことから北海道、特に十勝地方に行くことが何回かありました。
最初に訪問してから数年経ってからですが、『帯広の名産品をご馳走してあげる』と言われ、ついて行ってみると「豚丼」でした。
北海道を車で走った事のある人なら気がつくと思うのですが、そこら中に牛はよく見かけます(言いすぎ)。なんで豚なの、牛じゃないの?などと思ったりしていたのですが、まあ、豚は放牧してないし。なんてくだらないこと思ったりして…
帯広の「ぱんちょう」というお店に行きましたが、いっぱいいましたよ~お客さんが。
今では行列も出来ているらしいのですが。
豚丼専門というだけあって他のメニューはなく、その中で一番大きいサイズを注文したと思います。
すこし厚めにスライスされた豚肉が、どんぶり狭しに敷きつめられ、想像していたタレと違い焼き鳥のタレ系で味付けされ、とても満足でした。
BSE騒動で牛丼が販売中止になったとき、吉○家などのチェーン店も豚丼になると聞いて、あの味になるのかな、と考えていたのですが残念です。
蛇足ですが、「ぱんちょう」の名付け親は日本甜菜製糖(旧 北海道製糖)の当時の重役さんだそうですよ。
水谷 隆行
念願のロールケーキ
3年ほど前から食べたくて、でも家からそのお店に行くのは少し遠く場所もはっきりとわからないので中々買いに行けないお菓子がありました。
それは自由が丘にある自由が丘ロール屋さんのロールケーキです。
店名の通りロールケーキ専門店で、約30種類の様々なロールケーキがあります。2002年にオープンした時、テレビのグルメ番組で取り上げられその後も色々な雑誌で紹介されています。私の心の中では「食べたい!でも探すのは少し面倒・・・」という葛藤が何度も繰り返されていました。
先週の土曜日家族で食事に出掛けた帰り、車で自由が丘を通ることになりなんとなく外を見ていたら、渦巻きのマークのついたお店が目に入りました。
そう!それが自由が丘ロール屋さんだったのです。すぐに車を止めてもらい降りてお店まで戻りました。しかしお店の中は暗く、あきらかに閉店していました。「やっと見つけたのに~。」とショックを受けていると後から来た父が、おもむろにドアを開け中に居た店員さんに「もう閉まってるの?残ってるのあったら買わせてよ!」と言って中に入れてもらいました。お店のショーケースには、最初はコレ!と決めていた一番シンプルな生クリームとカスタードクリームだけの『自由が丘ロール』が残っていて、迷わずそれを買いました。家に帰ってすぐに紅茶を入れ一口食べると、クリームはたっぷりなのに甘過ぎずいくらでも食べられる味でした。家族みんなで美味しく楽しく食べることができ、偶然お店の前を車で走ってくれた父と、閉店していたにもかかわらずお店に入れてくれた店員さんに感謝な土曜の夜でした。
上田 佳代子
最近、デパートなどで催されている日本各地の物産展は、各地の美味しいものが食べられて、東京にいながらにして各地を旅行した気分になれる、とってもお得な企画ですよね。物産展好きの母に誘われて、ついつい足を運んでしまいます。中でも北海道の物産展は毎回大人気で、特に“マルセイバターサンド”や“ストロベリーチョコ”で有名な「六花亭」はいつも長蛇の列で、買うのに一苦労です。。。
この「六花亭」は、是非、北海道のお店まで足を運んでみて下さい。チーズケーキ好きにはたまらない“帯広の森”やツルッとモチッの二種の喉越しを楽しめる杏仁豆腐・サクサクパイのコルネ・月毎や季節限定品を始めとする、物産展には登場しない生菓子、ソフトクリーム・絶品!の抹茶パフェやピザ等各喫茶室でしか楽しめないメニューの数々。(店員さん達の飾らない自然な笑顔での応対が美味しさの隠し味?私も見習わなきゃ!)これらは旅好き・デザート好きな方々には、既に常識かもしれませんね。
では、これはいかがでしょうか?混み合う売店ではお土産の包装を待つ間、イートイン感覚で無料サービスのコーヒーをすすりつつケーキを楽しめたり、喫茶室ではお客様のお誕生日に店員さん達が♪ハッピーバースデーを合唱してくれるのです♪♪(要予約。ケーキサービス、写真撮影あり)このことは意外と知られていないのではないでしょうか<(`^´)>?店員さん達のハーモニーはお見事で、他のテーブルの方々も拍手で一緒に祝ってくれます。
北の大地の美味しいお菓子で誕生日を祝う、皆さんの旅の1ページに加えてみてはいかがでしょうか?
*六花亭のこれらのサービスは帯広本店のものです。
R.K.M
おにぎり
皆さんはお弁当というとなにを思いだしますか?
から揚げ、玉子焼き、ウィンナーなどなど拘りは十人十色だと思います。私は子供の頃から母のお弁当といえば「おにぎり」でした。そのなごりは大人になった今でもそのままです。
「おにぎり」と一口に言っても今はデパ地下や専門店から手軽に買えるコンビにまで中に入れる具もバラエティー豊か。天ぷら(天むす)やキムチ、通の人は塩むすびとあらゆるニーズに応えてくれます。
そんな高級志向に反して私がはまってしまったのが『ワサビふりかけのおにぎり』です。ふりかけ嫌いの私が何故かこれだけははまってしまい連日このおにぎりでもOK!なんと言っても冷めてからが美味しく飽きない!!この拘りはまだまだ続きそうです。
皆さんは毎日食べても飽きないものってなんですか?もし、おにぎりだったら具は何を選びますか?
小林 裕子
うまいぜベイビー
最近はまっているラーメン店をご紹介します。
場所は神奈川県秦野市、国道246号線を松田方面に向かって走っていると、やたら目に付く『うまいぜベイビー』の看板、ちなみに逆から来るとそれほど目立ちません。
たまに営業で前を通る為、前々から気になっていました。
以前にTVの特集でこのお店『なんつっ亭』の話題が取り上げられ、『あ、あそこだ!』と思ったのが、最初に入ったきっかけでした。
先日久しぶりに行ってみると、最近、品川のラーメン7人衆に出店した影響もあるのか、開店の15分前からすでに20人以上の行列が出来ており、並んでみるとあっという間に後ろにも長蛇の列が・・・日本人ってほんとにラーメン好きが多いなと実感しました。
ラーメンと一口に言っても、今は本当にさまざまな味があり、多くのお店が趣向を凝らし個性的なラーメン、こだわりのラーメンを気軽に楽しむことが出来ますよね。
ぷちラーメン通の私は、その時々の流行りに影響されて
味噌 ⇒ とんこつ ⇒ 家系(醤油とんこつ)⇒ 塩 ⇒ にぼし系(さっぱり醤油)といった具合に流れて参りましたが、最近疲れた時など無性に味わいたくなるのが、『なんつっ亭』のとんこつマー油スープです。
九州地方が発祥の地である、豚の骨から摂った白濁した濃厚でクリーミーなとんこつスープは、お店によっては独特な臭みがありますが、こちらのお店は濃厚でありながら後味スッキリで、更にこのスープにパンチを効かしているのが、マー油と呼ばれる真っ黒な油です。 揚げニン二クと揚げ油、胡麻油を秘伝の製法でブレンドしているそうで、お店に入った時に、この焦がしニンニクの芳ばしい香りが食欲をそそります。
麺は博多ラーメンよりやや太い自家製ストレート麺、具材はモヤシとチャーシューで、どんぶりになみなみ注がれた黒いスープに麺をからめながら食べていくと、マー油の旨みとほのかな苦味が口の中に広がり、やみつきになる美味さです。
ついつい最後までスープを飲み干してお店を出る頃には『うまいぜベイビー』と心の中でつぶやいているのでした。
飯田 昌二