世の中すっかり冷え込んで、バタバタ仕事に追われている内に2011年も終わろうとしています。
今年は本当に『怒涛』や『未曾有』という言葉がピタリと当て嵌まる、大変な年になりました。東日本大震災に原発事故...それらに多大な影響を受けた帰宅難民や電力不足による計画停電。色んな事が有り過ぎて目まぐるし過ぎでした。
特に、震災直後にコンビニやスーパー等から、食品から何からありとあらゆる商品が無くなっていく様はあまりにも異様で、比較的被害の少ない地域に住む私でさえ、先々の事が不安になりました。その後数日から、モノによっては数週間かけて商品が棚に陳列され始めたのを目の当たりにした瞬間は本当に安堵しました。特にコンビニでパンを見かけた時は本当に嬉しくて。けれど、被災地にいらっしゃる方々の思いはもっともっと計り知れないモノだと、今でも思います。
被災地といえば、実は父方の親戚の8割が福島に住んでおります。殆どが会津よりなので、比較的災害は大事にはならなかったようで皆無事でしたが、1軒だけいわき市におり、1度だけ埼玉の従兄弟の家に避難したのを記憶してます。「住み慣れた家がやはり良い」との事で、現在は自宅で暮らしています。幸い、といって良いのかいけないのでしょうが、現在は農業を家業としている家は殆どありません。ですが、自分達の食い扶ち分位の田畑を持ち、近辺に住む親戚同士で集まって毎年欠かさず田植えや稲刈り作業をしているのを知ってますし、秋には我が家にもその米や野菜が送られてきます。今年も欠かさず送ってきてくれました。大変有難かったと同時に、風評被害や実際に県内で放射能汚染の被害が発生して、気が気では無かっただろうと本当に心配でした。
今も被災地で農業や水産業を営む人達は放射能汚染問題で苦しまれていらっしゃいます。この問題は今だけではなく、これから長い年月がかかる問題です。今年起こった出来事を風化せずに、これから先へ教訓として活かしていきたいものです。
Aちゃん
(ひとこと日記更新担当より)
12月26日の当更新をもちまして、2011年のひとこと日記を終了とさせていただきます。
尚、2012年は1月5日(木)からの更新となります。