最近の日本のお砂糖年間消費は約206万トン。内、国産糖が約40%、海外からの原料糖輸入が約60%となっています。国産糖の約90%を北海道のビート糖が締めておりその北海道産ビート糖は今、生産の真最中です。しかし今年のビート(砂糖だいこん)は夏場の高温・多雨により大きなダメージを受けて大幅減産になっており、昨年の約3割減を予想しています。
また海外の砂糖状況は30年ぶりの高値圏を推移しており、砂糖の価格が年末間近に大きく値上ります。これは世界的に砂糖の需給バランスが崩れており、アジア圏では中国、インドなどが需要を増やし砂糖の生産量を消費量が上回っている状況です。日本は砂糖の殆どをタイとオーストラリアから輸入していますが、アジア圏で輸入出来る砂糖が少ない現状のため、いよいよ地球の反対側のブラジルから輸入する事態が起こっています。
砂糖以外にも多くの作物が世界的に高騰しており、食品の価格を押し上げる可能性があり、回復を見ない日本のデフレ経済と、食べ盛りの子供を抱えた我が家の家計簿に大きな打撃を与えないでほしいと思う昨今です。
砂糖屋けんちゃん