先月、紅葉の真っ只中の谷川岳に登ってきました。谷川岳は群馬と新潟の境にある日本百名山の一つです。山頂部は動物の耳のようにニ峰にわかれていてトマの耳(1,963m)オキの耳(1977m)と呼ばれています。
谷川岳の標高は2,000mに満たないのですが、急峻な岩壁(ロッククライミングでも有名)と複雑な地形に加えて中央分水嶺の為に天候の変化も激しく遭難者数は群を抜いて多いのです。正確に昭和初期より数え800人の命がこの山で落とされています。801人目にならないように、神さまにお願いをして登る前日は同僚のOさんに「行ってくるね、もしもの事があったらよろしくね」と伝えると「なーに言っちゃってんの、大丈夫だよ*了解したよ!」・・どっちなんだって!?
登っていく過程は序々に勾配もきつくなり足元も自然な岩場で不安定。すれ違う瞬間などは緊張する場面もいくつか有り厳しいのですが・・ だからこそ頂上に立った瞬間の感動は素晴らしく、また山に登りたい衝動に駆られるのでしょうね。やっぱり・・ウルウルしちゃいます・・ハイ。
人の手が入らない自然は無いのかもしれませんが人為的なものが最小限の空と山と緑のなかで最高の時間をすごせました。
岩魚の塩焼きと絞りたての牛乳がこの旅の一番のお勧めです。
YOKOHAMA H.YASUMI