羊羹の老舗中の老舗『とらや』は、フランスのパリにもお店があります。そのパリ店が30周年を迎えるにあたり、『とらやパリ祭』が開催されました。フランス好きの私にはたまらないキーワードがいっぱいで、思わず狂喜乱舞してしまいました。見慣れないカタカナばかりの文章になってしまいますが、今回はあまり解説なしで、私の興奮をそのまま書きたいと思います。
まずは、フランスの素材を取り入れた和菓子。和栗と洋栗をあわせた、『とらやモンブラン』、シードル風味の寒天菓子『ルーブルの光・黄』、ゲランド産の塩を使ったお饅頭『ゲランドのめぐみ』など、和菓子が見事にフランスと融合しています。金太郎飴のように、切り口にエッフェル塔や凱旋門が浮かび上がる羊羹『エッフェル塔の夕暮れ』は、見た目にもなんともおしゃれ。
フランスのコンフィズリーを和風にアレンジした発想もステキです。パート ド フリュイをイメージした『カレ ド 羊羹』、ワインのコルク型のチョコレート菓子ブッションを餡子で作ってしまった『餡ブッション』、チョコレートとラムの風味の羊羹をあわせた『羊羹 au ショコラ』など形やネーミングまでフレンチテイスト。
羊羹や餡子をフレンチ風に食べるなんておしゃれだと思いませんか???また、Sadaharu AOKI PARIS とコラボした『カレ オ マロン』は和栗のペーストとサブレがマッチしていて、洋菓子でもなく和菓子でもない不思議な感じ。カフェでは、パリの老舗ブーランジェリー「ポワラーヌ」とコラボしたランチメニューもいろいろやっています。
とにかく、百聞は一見(食)にしかず!是非とも食して、パリの中の日本を感じてください。和菓子好きもフランス好きも、新感覚のスイーツに出会えることでしょう!
最後に、全部食べたいけど全部は買えなくて、お店で散々迷っていた私に、いろいろ説明してくれたお店の方、親切にしていただいてありがとうございました。
michico KAMATA