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GWで筍堀りに出かけたご近所さんから、大きい朝採り筍を頂きました。
さて、こんなに立派な筍をどうやって湯がこうか?田舎ではドラム缶で一気に茹でてしまうらしいですが・・。
我が家で一番大きいお鍋を引っ張りだして、たっぷりのお湯に沈めてみても、ぴょこんと頭が出てしまいます。
近所の馴染みの八百屋さんから糠もおすそ分けしてもらったことだし、仕方ない、このお鍋でやってみましょう。
5月に入って好天・高温続きの日中にグラグラと湯気が立ち上り、茹だりあがるのが早いのは、母と私か、筍か。

ボーッとした頭で思い出したのは・・
まだ私が今の半分以下くらいの年齢だったころ、母の入院中に筍を頂いたことがありました。
この時こそ、人生初めての丸のままの筍。学校帰りに病院に立ち寄り、指南を受け、早速挑戦。
穂先を切って、糠を入れ、竹串が通るくらいまで茹でたら、そのまま一晩放置。
いざ、皮を剥き・・あれあれ、アレレ?どこまで皮を剥けばいいの?白いし、柔らかそうだけど、これも皮?
だって、剥けちゃうから・・。まるで、ラッキョウの皮むきに挑戦するお猿のよう。
案の定、皮を剥き過ぎだったらしく、あんなに大きな筍が何と可愛らしいサイズになってしまいました。
新鮮旬の筍の醍醐味・柔らかい穂先は気づくと姿を消していたのでした。
自分と家族は涙を飲んで、入院中の母に何とか一人前の若竹煮(もどき)を差し入れました。

懐かしい話に花を咲かせつつ、あの時に作りそこなった(食べ損なった)筍料理の数々を美味しく頂きました。
やっぱり、穂先は美味しいですね。

RK

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