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このブログにはあまり関係ないことだが、最近感動したTVドラマがある。山崎豊子原作「不毛地帯」だ。大分前に小説を読んだが、かなり原作に近い脚本ではなかったかと思う。
TVドラマなどめったに観ないが、原作が余りに面白かったので、ドラマがどんなものか観ようと思った。主人公の壱岐正を筆頭に激動の昭和史を生き抜いた登場人物たちは、自分の行動が善かろうが悪かろうがその全てを飲み込んで自分の国を家族を守り、ライバルとの戦いに勝ち抜くことで現代日本の繁栄を築いたのだと改めて祖父母、父母の世代に感謝したくなった。翻って自分は、また現在を生きる我々は必死に生きているのか、仕事をしているのかと反省してしまう。

因みに個人的には不毛地帯の登場人物のなかでは東京商事の鮫島が気に入っている。作品のなかでは会社の利益を上げることのみに傾注し、どんな手を使ってでも目的を達成する。多分、相当嫌われるタイプの人間だろうが、何があっても怯まず、ライバルの壱岐正に煮え湯を飲まされても勝つまで続けるような、仕事に賭ける意気込みが伝わってきて、その図太さは見習いたい。

 

ところで本題。僕のお気に入りのビールが1アイテム増えた。最近発売されたエビスビールのシルクエビスだ。宣伝に「きめ細かい泡、絹のようになめらかな口当たり、上品な味わいを実現」とあるが、まさにその通り。このビールも技術の積み重ねと他社のビールより旨いビールを作ろうとした開発者達の不断の努力が生んだ一品なのだろう。そう思って飲むとまた格別な味がしてくる。それにしてもエビスに限らず日本のビールは本当に美味しい。次に生み出されるプレミアムビールはどこの会社だろうか。楽しみだ。
石田 照治

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