卒業式を目前に控えた2月20日土曜日、地域の小学校では文化祭が開催され、子供達が父母はじめ地域の人達に日頃の学習成果を発表し、父母は、お礼に子供達に焼きそばとホットドックを昼の給食として作りました。
当日、父母代表60人は、朝8時半に集合し750人分の給食作りです。家庭のフライパンで3、4人前作るのとはわけが違い一度に30人前を作るとなるとかなりの重労働です。
市販のソース焼きそばを使用するのですが、ここで、一人のお父さんからの提案で、商品裏側に書かれたレシピーではなく、一工夫した作り方で作ることになりました。
レシピーでは、肉、野菜を炒めた後、麺を加えお湯または水で蒸し炒め、粉末ソースを加える作り方ですが、今回は、あらかじめ粉末ソースをお湯に溶かしておき、野菜と肉を炒めたあと、ソースを加えて味付けしておく(ソースも三分の二程度を加える)。
麺は、良く揉んでほぐしておき、水を加えず鉄板で炒める(麺には、あらかじめ油が付いているため、焦げ付く事はない)。麺は生ではなく、茹で麺なので、比較的簡単に炒め上がります。炒め上がった麺に、先ほどの野菜と肉を混ぜて出来上がりです(残りのソースは使わない)。
出来上がった焼きそばは、べた付く事も無く(蒸し揚げ時の水の入れすぎによる)、ソースも加減できたので、サッパリと驚くほど美味しい焼きそばとなりました。
レシピーに慣れた現代社会では、たとえインスタントでも、工夫次第でこんなに美味しい食べ物に変身するこが驚きでした。
提案者は、テレビの番組で紹介されたと照れていましたが、父としては、子供たちが喜んで食べている姿を想像し、鼻高々だったことでしょう。
T・Y