急に寒くなったように感じます。酉の市も終わり、12月になると、羽子板市があり、いよいよお正月です。今年は是非黒豆を自分の手で作ってみては如何でしょう?!
黒豆の煮方にも関東風、関西風と二通りの煮方があります。
黒豆特有の香りを残して、しっかりとした味に煮るのが関東風。
黒豆をふっくらと、ひたすら柔らかく薄味に煮るのが関西風。
<関東風の煮方>
①黒豆400gは洗い、3~4倍量の水に8時間以上つけてもどします。
②つけ汁ごと火にかけ、5分ほど煮てから湯を捨て、新たに湯を豆より2~3cm上まで加え、紙ぶたをして煮ます。
③煮ている途中で、豆が湯から出ないように適宣に水を足しながら、1時間以上煮ます。火加減は豆が踊らない程度の弱火で。
④豆が充分に柔らかくなったら、砂糖350g~400gを加え、弱火で10分くらい煮て味をなじませます。
⑤最後に醤油大さじ1~2を加え、ひと煮して火を止め、このまま冷まして味を含めます。煮上がった豆は、しわが寄り、確かな歯ごたえがあります。
<関西風の煮方>
①黒豆400gは洗って厚手の鍋に入れ、豆の3~4倍量の水、木灰1/2カップを加え
8時間以上おいてもどします。
②豆を火にかけ、紙ぶたをします。ひと煮立したら火を弱め、豆が湯から出ないように適宣に水を加えながら、充分に柔らかくなるまで2時間ほど煮ます。
③豆をざるにあけ、湯をかけて木灰を流してから、豆がかぶるくらいの湯で静かに10分ほど煮ます。再び豆を洗って煮て、更にもう一度これをくり返し、ざるにあけます。
④水カップ2と1/2、グラニュー糖300g~350g、醤油大さじ1と1/2を合わせて10分ほど煮つめ、蜜を作ります。
⑤蜜に豆を加え、火を止め、そのまま冷蔵庫で2~3日味を含ませて仕上げです。
木灰(なければ重曹)でアク抜きし、何回も茹でこぼしてから蜜を含ませます。
濃いめの味に煮たい場合は、蜜だけを順に煮詰めては豆を戻してふくませるように
します。
豆の煮方は、日本豆類基金協会発行の「新・豆の料理」を参考にしました。
黒豆は、小売店で売っていますが、もしよろしければ、弊社でも販売いたします。
12月20日(土) 弊社横浜支店前にて 「朝市」を行います。
他にも、小豆、大正金時も販売いたします。
T・Y