先日、箱根の強羅へ出かけて来ました。車の混雑もさほど無く静かな箱根でした。
箱根美術舘の日本庭園は真緑のこけの絨毯に一面覆われて、とても美しく、木々はこれから少しずつ葉の色を変えて11月には素晴らしい紅葉となります。
昼食にはTVなどで有名な豆腐かつ煮のお店、「田むら銀かつ亭」へ・・
始めてなので、やはり豆腐かつ煮定食をオーダー。めずらしい食感で、衣の中のお豆腐にはお肉が挟んであり旨みを閉じ込め、煮上げています。
以外だったのは、特大海老フライが美味しくプリプリで甘みがありサクッとした衣で揚がっていて、とても美味しい海老フライでした。
宿は以前より泊まってみたかった強羅花壇へ、ちょっとワクワクでした。
館内は日本建築と現代建築が上手に融合されて、派手さはないのですが細部まで美しく、館内どこでもアロマが焚かれ、宿全体が癒しの空間となっています。
一時間ほどプールで泳いで、その後は温泉にゆっくりつかり、待望の夕食です。
懐石料理ですが、気取りも無く器などにも凝っていて、丁寧に作られています。
秋の夕べ・・月形のお盆にススキが飾られて、ウサギの陶器にお料理が盛り付けられて、まず最初の突き出しに感動です。それから次々と素材の生きたお料理が運ばれて、最後はイチジクのゼリー生クリーム添えまでと・・とても満足でした。
部屋の掛け軸はおぼろ月、床の間にはりんどうにススキ、窓から入る風はもう初秋の風で、夏の終わりをかんじた強羅の夕べでした。
H・ヤスミ