この夏、三浦海岸へ海水浴に行ってきました。
三浦は私の母の故郷で、海水浴の後には母と合流して親戚巡りをしました。
農産物直売所を営んでいる伯父からは採れたてのスイカやカボチャをお土産にいただき、夜は叔母夫婦にご馳走になった上に1泊させてもらい、至れり尽くせりの2日間でした。
今回いただいたスイカは昔ながらの大きな三浦スイカと、最近流行?のマダーボールという少し小ぶりのもの。
大きさは、何年か前まで大きなスイカの山の傍らに珍しそうに並んでいた「小玉スイカ」よりはやや大きめ。
比べてみるとこの通り↓
最近スーパーでは、大きなスイカはカットして売られることが多く、店頭に山積みされるのはマダーボールがメインのようです。
実際、立ち寄った伯父宅の倉庫に並んでいたのも、ほとんどがこちらのタイプ。
確かに大きなスイカは、5人家族の我が家でも消費するのも冷蔵するのも大変です。
丸ごと冷蔵庫に入れられ、核家族にはぴったりのサイズということでしょうか。
…と思っていたところ、そのマダーボールを叔母の家で食べながら叔母と母はこんな話をしていました。
「今はみんなこのサイズよね」
「作る方も歳とって運ぶの大変だからねぇ」
「昔は大きなスイカをポイポイ放り投げて車に載せてね…若い頃はよく手伝わされたわよね」
なるほど、マダーボールが出回るのには、作り手側のそんな事情もあったのかと納得した次第。
そういえば昔、畑からトラックの荷台までキャッチボールのようにして積み込む収穫シーンをテレビで見たことがあったが、わが母たちもやっていたとは…脱帽!!
他にも叔母宅ではトウモロコシやトマトなどの地元野菜が食卓に並び、どれもしっかりとした味と甘みがあって激ウマでした。
数日後、母からも自宅で取れたインゲンやトウモロコシなどがどっさり届き、夏野菜を堪能する毎日。
写真のトウモロコシは加熱前のため白っぽく見えますが、ゆでると真っ黄色に輝き、甘みたっぷり。
インゲンは長さも太さも市販の倍以上ですが、やわらかく甘みもあってて塩茹でするだけで子供たちがつまみ食いするほどです。
このご時勢に「作り手の顔の見える」「国産」の野菜を、間近でふんだんに味わえる贅沢を噛み締めています。
石田 照治