先週の連休を利用して箱根プリンスに行ってまいりました。
冬季はOFFシーズン限定で良い部屋に安く泊まれるという得点があるのです。眺めの良い部屋をオーダーしていたので、ベルボーイさんが荷物を部屋まで運び、ドアを開ける瞬間「ご要望の眺めの良いお部屋をご用意させていただきました。どうぞ・・」そのフレーズに、やっぱりホテルっていい・・。
部屋は広く窓は一枚の大きなはめ込みガラスになっていて今にも芦ノ湖にすいこまれそうな様子、夜半に降り積もった雪が杉を白く染めてまるで絵画のよう。素敵・・やっぱりホテルっていい・・。
早めにチェックイン、ゆっくり過ごそうと思ったのに何故か二時間爆睡してしまい、もう真っ暗。なんで起こしてくれないのん!
気を取り直して今日の一番の楽しみ、なだ万離宮でのお食事。
二階まで吹き抜けの静かなフロア、テーブルには漆盆。
飲み物のチョイスはまず、なだ万大吟醸。それからは前菜に始まり、吸い物、造り、焼き物、蒸物、酢の物、ご飯、止椀、香物、甘味の順番でゆうに二時間かけて厳選された食材が丁寧に調理され美しく盛り付けられて目の前に登場。
前菜だけでも七種あり目に美しく、口に美味しい。
給仕をしてくれた女の子はまだ若く丁寧で初々しく、話しかけずにいられなくなった夫は「遅くまで大変だね、」と、、それから品が変わる度に会話が進み彼女がまだ見習いさんで、静岡の島田から出できて寮生活をしてること。休日には横浜やお台場に遊びに行くけど方向音痴なこと。寮に帰る途中、雪や氷で転んでしまうこと。色々会話が進みおかげで楽しくあっという間の二時間半でした。最後.のデザートに頂いた白玉ぜんざいはしろ餡とイチゴの果肉を混ぜてこしたものです。ほんのり甘酸っぱいイチゴのぜんざい。キレイなピンクに春を感じた一瞬でした。
一夜明け駒ケ岳から見下ろした景観は本当に素晴らしく、来てよかったと。やっぱり旅っていい・・
H・ヤスミ