生卵を熱いご飯にかけて食べるのが好きである。忙しい朝食のときなど大変重宝しているメニュー(と呼べるかどうかは意見が分かれると思うのだか・・・)でもある。我が家の朝食で、娘たちが食べるときに黄身を固定するひも状の〔からざ〕を取るのであるが、これが見ていて急に腹が立った。上手に取れれば気にすることもないのだが、それに手間取っていると、ついつい小言を言いたくなる。私「ゆで卵とか目玉焼きとかの時は取らないのに、生卵の時だけ取るのは納得いかない。取るのなら目玉焼きの時も取ってから食べろ。別に毒でもないのに。」娘1「別に毒だと思って取ってるわけではない。ぬるぬるして気持ち悪いから取ってるだけ。」娘2「パパ、食べるんだったらあげるよ。」妻「朝から馬鹿なこと言ってないで、早く済ませないと遅刻しますよ。」私が反撃を試みようとした瞬間、妻により強制終了となってしまった。私も「生卵の〔からざ〕が不当な差別を受けている。」などと言うつもりはない。ただ、黄身を守るためにがんばってきた〔からざ〕がぬるぬるして気持ち悪いという理由で捨てられるのがちょっと不憫に思うだけなのだ。
その〔からざ〕についてちょっと調べてみた。たしかに、消化は良くないようで、胃腸が弱い人は避けたほうが良さそうである。また、お菓子や茶碗蒸しなどには食感が均一になるので取り除いたほうが無難である。なるほど、卵かけご飯も食感を均一にするためには〔からざ〕は取り除かれる運命にあるのか・・しかし、成分的には白身とほとんど同じでたんぱく質が豊富で、体に重要かつ不可欠なシアル酸という成分が含まれているそうだ。シアル酸は抗癌作用も期待されているらしい。やはり、私は〔からざ〕は取り除かずに今までどおりの卵かけご飯を食べ続けよう・・・・
頭頂部が卵に似てきた私は・・・・・
ゆでガッパ