8月に豪遊してきました。場所は横浜上大岡、某居酒屋(名前は申し訳ございませんが、伏せさせて頂きます。)年に一度8月に横浜の悪友と4人で贅沢三昧の1夜を過ごすのが恒例になってます。その狂った夜の飲み会を報告します。
1年振りのお店。口の悪い親父が4人を見て、「一年ぶりか、おまえらに飲ませる吟醸酒はねえ」とおまえは次長課長かと突っ込みたくなる、悪態をつかれスタート。
まずはビールで乾杯。さて一品目はと考えていると「本マグロの大トロ食うか」との一言。
ぜひと出たのが、これ→
これ厚さ1cmぐらいあるんです。「親父さん切り方間違っているよ」と突っ込むと「いらねえなら返せ」とにかく平謝りして、許してもらい一切れ口に、「とろけるー」親父「どうだうまいだろ、本マグロの生だ、まいったか」 参りました。
「酒何にするんだ」待ってました幻の大吟醸タイム。
出てきた酒がこれ→
山田錦精米歩留まり35% 8年寝かした幻の大吟醸。日本酒って寝かすとどうなんだろうと疑問に思いつつ、2度目の乾杯「う、うまい」こんな酒飲んだことない。
親父「次は、、青森産の赤うに食うか。」食べますとも食べますとも、お願いします。
っておいおい1箱丸ごとかよ、一体この親父の感覚はどうなってるのと思う量。早速頂きます「うにってとろけるのね」としばし恍惚。すっかり大とろの存在を忘れてるぞ俺ら。
しばし、うにと酒に酔っていると、またしても親父の悪魔の誘惑「蟹食うか?」「はーい」とすっかり4人は優等生。
って親父まるごと出てきたよ。でも何故か3匹?〔この適当な感覚が大好き〕。親父のうんちくタイム「ズワイガニの生だ、冷凍じゃねーぞ、いいか生は甲羅に身がくっつかねーだぞ。ほら」
「うんちく長いよ食べさせろ。」「いやいやこのうんちくは食前酒」などと葛藤しながら、「ほら食え」との合図に群がる4匹の犬。必然的に何も喋らず、もくもくと食す4人の姿はまさに「ひきこもりの蟹食い人。」。とにかく「うまい、でも飽きてきた、どうしよう。そうだ、うにと蟹味噌を混ぜてみよう」と早速混ぜてみる。「うまい」。蟹の身と、うにを混ぜてみる「うまい」。まさに狂乱の食べ方、サタデーナイトに馬鹿集合。ところで大トロは?
散々食い散らかし、しばし休憩してると、悪魔の親父がやってきて「いらねーなら食い切れねーなら返せ」と蟹を取り上げられ消沈。しばらく飲んでいると、
又しても親父の天使の声「馬刺し食うか?」「もうあなたにメロメロ」と4人は恋する乙女。
って親父切り方間違ってるよ。これも厚さ1センチ以上ある代物。こんな厚い馬刺し見たことねーぞ。にんにくと醤油をつけて頂きます。「う、これが夢にまで見た馬刺し」実は前回来たとき食べられず悔しい思いをした1年越しの雪辱。強烈なにんにくのにおいと馬刺しの脂肪がなんとも言えないマッチング。「やっと会えたね」感動の初対面。
さすがにもうおなかいっぱいです。するとまたしても親父登場
でたー蟹汁。写真は飲み切った後ですが、これアルマイトの鍋になみなみと入ってたんです。「おまえら、蟹の食い方知らねーから、残した蟹で作ってやったよ」、「あなたに一生付いていきます。」もはや4人は恋の奴隷。一人なんと4杯ずつ飲んで完食。あっ大トロ一切れ残ってる。最後の一切れを頬張り、ご馳走様でした。御代は一体いくらなのビクつく、哀れな子羊4人。「何人だ1、2、3、4、4人だな、1人1万円でいいや」親父計算できねーのか、適当な会計(安すぎる)を済ませ帰宅の途につき電車の中で4人は温泉湯上り状態。
但し、馬刺しのにんにくがあまりにも強く、周囲に誰も寄ってきませんでした。
菊池 栄二