私の食事時には必ずと言って良い程、傍らに冷茶が存在している。冷茶以外の水分があるとしたら外食か、他所の所へ遊びに行った時位だろうか。基本的にはお茶よりジュースのほうが好きだ。特に炭酸が強いものとか100%の果汁製品は大好きだ。けれど食事時にはその気持ちはどこかへヒュッと引っ込んでしまう。恐らく幼少時に叩き込まれた母の鉄則によるものだろう。『食事時に甘いジュースは飲むな。』-普通なら躾のように思えるが、我が家ではコレは鉄則なのだ。現に今も尚、我が姉妹は食事時に当たり前のように飲むのは冷茶。幼少時、食事前に飲んでいたジュースを食卓へ持ち込もう等としたら絶っ対に食べさせてもらえなかったのだ。母曰く「甘いものばかり摂っていたら味覚がおかしくなってご飯が食べられなくなる」との事で、味噌汁以外の水分といったらお水か冷茶のみ。今は別に平気だが、昔は水を飲むのはあまり好きではなかったので季節関係無く常に冷茶を飲んでいた。お茶の種類は、麦茶→烏龍茶→プーアール茶…と経て、現在は『黒烏龍茶』に凝っている。もういい加減良い社会人なのだから、ジュースでもお酒でも好きなのを飲めば良いじゃん!と頭では思うものの、冷蔵庫から取り出すのは決まって-『お茶』。そして今日も我が家の食卓の傍らにはお茶が至極当たり前に存在するのだ。
M子さん