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波照間島を訪れて

2006.04.06 UPDATE

最近沖縄産黒砂糖がブームになり出荷が好調である。しかし、世の中はうまく行かない物で、ここ数年沖縄の黒糖は減産続きで思うように品物の手当てが出来ない状況にある。
沖縄で生産されている黒砂糖は、離島の小島で作られており台風や干ばつの影響を受けやすい。本島や石垣島などの比較的大きな島ではさとうきびから粗糖(上白やグラニューの原料糖)を作っている。先日視察で波照間島を見てきた。石垣島から高速船で、日本最南端の島まで1時間(時速70kmくらいは出ていると思われる船はすさまじい揺れ方をします)正直、「背広姿で行く所じゃないな」と思いましたが、非常に自然美のすばらしい所であったことは言うまでもありません。南北約2.5km東西で約5kmほどしかない小さな島ですが、沖縄の黒砂糖を生産している7島(伊平屋、粟国、宮古、小浜、西表、与那国そして波照間)の中でもトップクラスの生産量を誇っています。
台風が来ると島のすべてが塩をかぶってしまうほどだそうで、沖縄のさとうきびと島民の力強さを感じました。
今年度産も引き続き減産傾向で品不足が続きますが、大事に販売しなければ沖縄の農家の人に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
余談ですが、当日は石垣島からはじめての甲子園出場を果たした八重山商業と、私の地元横浜高校の試合真っ最中!島を挙げての応援に、思わず八重山商業を応援してしまいました、負けちゃいましたけど。

砂糖屋けんちゃん

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