秋の収穫期、新物の豆がスタート致しました。
今回ご紹介する豆は赤えんどう豆です。
赤えんどうと言われてもパッとどんな豆か想像がつかないと思われますが、代表的な使用例として豆大福、みつ豆、まめかんなど甘味処では名脇役として欠かせぬ存在であります。又、長野ではらくがんの原料として使われおります。
赤えんどうの種まきは、4月後半から5月初旬と他の豆より早く8月初旬から中旬にかけて、収穫されます。
生育地域は北海道の富良野、美瑛などごく限られた地域でしか作られておらず、最近は輸入物に押されて、面積は年々減り続けており、今年の生育は5月の低温、8月初旬の雨により、収量、品質ともに平年より若干劣っております。
独特の風味で清涼感を与えてくれる赤えんどう豆。
残暑厳しい夏の終わりに清涼感を求めてみてはいかがでしょうか。
菊池栄二