先日、ふと思い出し無性に食べたいと思っているものがあります。
気が付けば、もう何年も食べていません。
私はそんなにお酒が飲める方では無く、日本酒などはほとんど飲みませんが、これはおそらく酒の肴には最高ではないかと思われるものです。
それは「からすみ」ですが、日常生活の中でまったくと言って良いほど、接する機会が無くすっかり忘れていました。
最初に「からすみ」を食べたのは、恥ずかしながら20代後半でそれ以来数える程しか食した記憶がありません。もう一度あの旨みを味わいたい・・・
そこで「からすみ」についてちょっと調べてみました。
からすみは、日本三大珍味の一つで大変な高級品であり、原料は魚のボラの卵巣を塩乾蔵したもので、日本へは戦国時代に入って来たそうです。
国内の有名な産地は長崎県で、世界的有名で高品質で知られるのは台湾産だそうです。
名前の由来として一説には、豊臣秀吉が長崎の代官に名産品として献上された際に初めてからすみを食した秀吉が、あまりの美味さに食材の名前を聞いたそうですが、その代官はボラの卵巣ではありきたりなので、形が似ている唐の墨から、からすみと答えたのが始まりで伝えられたそうです。
また、からすみには記憶学習能力を高める脂肪酸DHAや、血中のコレステロールを低下させるリノール酸LA等が多く含まれていて、成人病予防、老化防止に効果が期待できるそうです。
何方か、美味しくて身体にもよい「からすみ」を、なるべく手頃に、近場で買える場所をご存知でしたら、ぜひ教えてください!
飯田 昌二