採用情報

少年時代の思い出

2005.07.06 UPDATE

先日、我が家の梅の黄色く熟れた実をその場で摘んで皮を手で剥き食べていると小学校2年生になる下の子供が「梅の実すっぱくないの」と聞いてくる「食べてごらん」すると「結構おいしいね」。
「昔は色々なものを摘んで食べたなぁ」などと物思いにふけり、自分の子供のころ遊びながら摘んで食べたのに最近見なくなってしまったものを、子供がどれだけ知っていて、実際自分たちで摘んで食べたことがあるのか聞いてみた。
自分の子供のころに野山(近所の他人の敷地内もあったと思う)などで食べたものに、桑の実、ざくろ、山イチゴ、びわ、あけび、など遊びながら摘んで食べた記憶がある。この中で子供が自分で摘んで食べたことがあるものは、との問いに「山イチゴとびわとザクロは食べたことがある」そうで、びわは近所のおばさんが「取って食べていいよ」と言われて先日食べたのは知っている。(自分の子供時代は確か学校の敷地内にあって取って食べたような)また、ザクロは友達の家の庭先で、友達と共に食べたそうで、「あまりおいしくない」と言っていた。しかし山イチゴなど本当に食べたことがあるのか疑ったが、すぐ近所にあるというので案内してもらうと、確かに近所の路地の奥まった他人の敷地内から枝が道路にはみ出て実っている山イチゴがあるではないか。申し訳ないと思いながらも一粒摘んで食べてみると懐かしい味が蘇った。決して「ものすごくおいしい」というほどではないが、なんとなく子供に帰った気がした。「よくこんなところに実っているのを知っているな」と思ったが、そういえば自分の子供時代もそういう場所は、遊びながら見つけてよく食べたものだなどと思い返した。
桑の実、あけびは見たことも食べたことも無いそうで、いつかどこかで見つけて、子供と共に(自分も子供に返り)食べてみたいものだと思った。

飯島 賢一

pageTop