根セロリと人参のサラダ
セロリと人参が苦手な私が、フランスに行ったら必ず食べたいと思うくらい、はまってしまったのが、根セロリのサラダ(サラド・ド・セルリ・ラーヴ)と人参のサラダ(サラド・ド・キャロット・ラぺ)。
この2つのサラダは、フランスでは、スーパーやお惣菜屋さんでよく見かけるお惣菜サラダの定番です。
サラド・ド・セルリ・ラーヴは、根セロリ(芋セロリ・セロリアックともいう)を千切りにして、レモンとマスタードを加えたマヨネーズで和えただけのシンプルなもの。日本で一般的に食べられているセロリと比べて癖がなく、大根やジャガイモに似ています。根セロリはフランスでは一般的な野菜ですが、残念なことに日本では、長野県の一部でしか栽培されていないそうで、ほぼ輸入品。その為、高級スーパーでしか置いていない上に、1個1200円~1500円と少々お高めです。
サラド・ド・キャロット・ラぺは千切りした人参に、にんにく、オリーブオイル、レモン汁を和えたもの。(お好みで、レーズンを入れたり、蜂蜜や胡椒を加えたりすることもあります。)人参臭さがなく、さっぱりと食べることができます。
セロリと人参なのに、まるで別の食べ物に感じるくらいおいしいです。機会があったらぜひお試しください。
鎌田 未知子