採用情報

今回は原料となる穀物生産者の立場になって考えてみました。
生産者の方々との会話に良く出てくる話の中に、名自身が栽培した作物の行方を知らない事が有ります。昨今の消費者側のトレーサビリティについては、既知の事実として久しいのですがいざ、生産者側になってみるとまだまだ従前のままであることが、少なくないようです。
手塩にかけて育てたわが子が巣立った後、行方が知れないとは寂しい思いを致しました。
播種から収穫までの間、正に天候と大地との真っ向勝負を挑んでいるのに、です。
 我々は生産者の裏付けなしでは、トレーサビリティは成し得ないと再度、心に留め、「どういった商品をお買い上げ頂くか」の前に、原料となる農産物のオーダーメイドを目指し、生産地との折衝を重ねて参りました。すると、生産者も是非とも消費地の要望を基に、栽培に励みたいとの熱い思いに圧倒されました。本来の意味でのトレーサビリティは、製販一致の上でのみ、成し得る事と認識を新たにしました。
今一度、基本に立ち返り、皆様にとっても、我々にとっても良い商品作りの礎にして参る所存です。

藤原 英司

食育(しょくいく)

2005.05.13 UPDATE

先日、TVに三國清三(みくにきよみ)というフランス料理のシェフが出ていました。
三國シェフは全国の小学校で味覚教育に取り組んでいるそうで、『味を感じる舌の味蕾(みらい)は12歳頃がピークで歳をとるごとに数を減らし鈍くなっていくため、この頃までに味覚を鍛える必要性がある』と言っていました。
また、味覚は、四味(甘味・塩味・酸味・苦味)の基本によって構成されており三國シェフは幼い頃にその全てを持ち合わせている『ほや』を食べて味覚を鍛えていたそうです。
うちにも3人の子供達(まだ、3歳・2歳・0歳)がいますが、味覚の敏感さにときどき驚かされます。
『これ辛いから食べない』とか言っておかずを避けたりするのですが、本当に辛いのか改めて味を確かめてみますが判らないこともよくあります。そんな出来事があると鈍くなっている自分の舌に目をつぶり、汚れの無い子供達の味覚がとても大切なものに感じられます。
そんなことを思い出しながらTVを見ていたら子供達の将来についてチョット考えてしまいました。
まだまだ、どんな風に育っていくか想像もつきませんが、彼らの能力を最大限に伸ばしてあげることが親としての責任ならば味覚も伸ばすべき能力の1つだと感じ、食育について真剣に考えてみようと思いました。

Shinjiro Nagai

もともとあまり好んで食べていない「トマト」、レストランなどでサラダを注文してトマトが入っていてもほとんどの場合残していたし、サンドウィッチもトマトの入ったものは購入していない。
そんな私でも結構美味しく食べられる方法がある。それはスライスしたトマトに砂糖をまぶして食べる方法です。最近では洋菓子店でも「トマト」を使用した洋菓子やゼリーなども見かけますし、決して変わった食べ方ではないと思います。
フランスの有名なジャム専門店では「青いトマトのジャム」も存在するらしいです。
西洋には『トマトが赤くなると医者が青くなる』ということわざもあるぐらい体に良いといわれる「トマト」、健康管理を十分しなければならない年齢ですし、最近は通常のトマトより糖度のある「フルーツトマト」なるものもあり、砂糖の量を少なくして食べてます。

高橋 賢一郎

旅行の醍醐味

2005.05.11 UPDATE

たけのこの味
この連休に、那須へ友人夫妻と一諸に恒例のゴルフ旅行に行ってきました。二泊三日、初日は回りたい放題のショートコースで練習を兼ねて、二日目は、本コース。親しくさせていただいてるご夫婦、通称サザエさんとマスオさん。サザエさんはとにかく行動派で物知りなのです。聞くこと全てに答えてくれる頼もしい女性。マスオさんはゴルフの先生でもあり、そしてかなりの食通。蕎麦好きがこうじて長野に蕎麦畑を借り自分で蕎麦を打つほどの達人。それは初日のショートコースでのこと・・・120ヤードのショートホール、グリーン左脇は、みごとな竹林、そのホールに来ると必ずサザエさんの姿が見えなくなるのです。でも次のホールへ移動する時にはカートに乗っています。しかもかごの中には見事な筍が・・それだけではなく手持ちの袋には山のような山菜が♪ 手際のよさといい、凄過ぎる。山深い自然のコースゆえに豊富な山の幸がいっぱいなのです。3ラウンドしたらかごはあふれんばかり。もちろん帰りに分けて頂きました。そこでサザエさんからの一番おいしい筍の食べ方の伝授です。ややこしいアク取りなんて無用、もらったけど、さてどうする・・なんてありますよね、とにかく簡単。まず皮をべリッとむいて中身をトントンと適当に切ります。アルミホイルに乗せてお酒と出し汁をかけます。そして包んでトースターの中へ・・15分でいい香り♪お醤油をお好みでさっとかけて、とても美味しいのでぜひ試してみて下さい。その晩は宿にて10種類の地酒を自由に飲むことができる和食のコースをいただきました。 次の日のゴルフはスコアはともかく楽しく回ることができました。夏はマスオさんの蕎麦畑をたずねる予定です。

林 保美

体、元気ですか?

2005.05.10 UPDATE

竹の子の主な栄養素
カリウム・食物繊維・カルシウム・亜鉛・ビタミンB2
・ビタミンC

竹の子には、食物繊維とカリウムがたくさん含まれています。竹の子は別名「腸を削るヘラ」と呼ばれ、古くから腸をなめらかにする作用が認められていました。これは食物繊維の働きによるもので、便秘を解消したり、大腸がんの予防やコレステロールの吸収を抑制する働きがあります。そして、低カロリーなのでダイエットにも適しています。

そんな身体に良い竹の子の時期ですが、私にとって嫌な時期になります。私の家で竹の子が取れるからです。毎日竹の子料理です。竹の子御飯に、竹の子とワカメのお味噌汁。竹の子の油炒め。唯一好きな竹の子料理は洋風若竹煮です。

おいしいたけのこ料理
洋風若竹煮

材料(2~3人分)
● ゆでたけのこ      小1本(約150g)
● ベーコン                3枚
● 塩蔵わかめ              50g
(水につけて塩抜きした物)
● サラダ油              大さじ1
● 鶏ガラスープの素          小さじ2
● 水                300cc
● コショウ・醤油            各少々

作り方
① たけのこは上下2つに切り、それぞれ6~8つに割りにする。ベーコンは  1㎝幅に、わかめは食べやすい大きさに切る。
② 鍋に油を熱して①のベーコンを炒め、たけのこも加えて軽く炒め合わせる。
③ スープの素を水で溶いて加え、ひと煮立ちしたら、わかめも入れて煮立たせ、コショウを加え火を止める。醤油で味を整える。

竹の子豆知識
竹の子は、文字通り竹の若い茎を食用にするものです。竹の生長スピードは速く、地上に芽が出てから、1旬(10日)で竹になり、それで「旬」という漢字が当てられました。

中橋 久

前回(2005/3/15)、レモンシロップの作り方&利用方法を紹介いたしましたが、今回は残ったレモンの皮の再利用方法をご紹介いたします。
お茶請けやお子様のおやつに、ビタミンCと食物繊維たっぷりのヘルシーでおいしい一品です。名付けて「フルーツきんとん檸檬風味」です。
Sh530035_01.jpg

<材料>
・シロップ漬けのレモン
・レモンシロップ(前回作ったもの)
・さつまいも
・りんご
・砂糖         ・・・・・各適量

<作り方>
①さつまいもは1センチくらいの輪切りにし、水にさらしてアクを抜く。
②レモンは皮ごと粗く刻み、りんごは3ミリ程度のいちょう切りにする。
③鍋にさつまいもとヒタヒタの分量の水を入れ、さつまいもに竹串が通るくらいまで茹でる
④③の鍋に②とレモンシロップ・砂糖を加えてさらに弱火で煮る。
⑤りんごがやわらかくなったら木べらでよく混ぜながらさらに煮詰める。
⑥水分がなくなって全体がポッテリとしてきたら火からおろし、よく冷ましてからいただく。
*レモンシロップ・砂糖の分量はお好みで加減してください。
*さつまいもの皮が気になる方はむいてください(厚くむかなくてもレモンの酸味できれいに仕上がります)
*りんごの代わりに缶詰のパイナップルなどでもおいしいです。その場合は最後に加えて火を通さずに混ぜ合わせます。
どうです?美味そうでしょう?レモンジャム・レモンピールもできますがまた試作してからにしましょう。

石田 照治

「母の日に因んで」

突然ですが、皆さんのお宅の味は何ですか?
おにぎり・味噌汁・漬物…色々ありますよね。
我が家の味は卵焼きです。我が家の、というより母の味といったほうがいいのかも知れませんが数ある食卓の料理の中で真っ先に思い浮かぶのが卵焼きです。
ちなみに卵焼きといえば、一般的におだしと砂糖で味付け、ですよね。でも、我が家は『塩』なのです。
物心ついた時から我が家では塩味が当たり前だった為、学生時代に友達とお弁当のおかずを交換した際、甘~い卵焼きにかなりショックを受けました(苦笑)それはもぅ、「有り得ないっ!」といった感じで(笑)今はもう普通に食べますが。
何故、我が家は『塩味』なのか?以前、母に聞いてみたら、「甘い卵焼きは嫌いだから」との理由でした。
なんて理由だ!母よ、おかげで貴女の娘は卵焼きの味について、友と討論しましたよ(笑)。
母の味覚で幼少から叩き込まれた『塩味の卵焼き』。
社会に出るようになって自らお弁当を作った時期もありましたが、なかなか満足出来る味にならず、味付けの内容を問いただしたら『塩・味の素調味料・酒』を少々…と教わったのですが、自分で作ったものに未だ満足出来ません。やはり、母の力は偉大です。

安部 美奈子

柏餅

2005.05.02 UPDATE

この時季になると、いつも不思議に思うことがある。それは、柏餅についてであるが、何故、柏餅にのみ「みそあん」があるのか?という疑問である。私は柏餅の「みそあん」が好物であり、この時季に、“思いっきり”食べる。子供の頃、家族から「この子は変なものが好きで・・」と言われ、子供ながらにその美味しさを必死に訴えた記憶がある。親も仕方なく食べたのであろう。その美味しさを認めてくれ、その後、我が家で買う柏餅の半分は「みそあん」になった。妻も娘たちもが「みそあん」の柏餅を食べる。最初はちょっと尻込みしたのではあるが、今では其のおいしさを認めてくれている。うれしいことである。「つぶあん」も「こしあん」も美味しいことは、認める。しかし、冒頭にも書いたように、「みそあん」は私の知りえる範囲では柏餅だけなのだ。真夏日にコンビニでおでんが売られ、雪景色の中でアイスコーヒーが飲め、お餅を1年中買えるような便利な時代に、何故柏餅の「みそあん」だけはこの時期にしかないのだろうか。ほのかな塩味の中に甘さがあり、じつに見事に調和している、といったら大袈裟ではあるが・・・.
娘たちに言わせると「美味しいことは認めるけど、ずっとあったら飽きるかも・・」、「他の和菓子に使い難いのでは・・・」、「今しか食べられないからいいのだ」等々の意見が出た。そんな家族の会話を聞きながら、私は3個目になるみそあんの柏餅を口に運んだ。美味である。

西田 照孝

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