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城崎の外湯めぐりと但馬海岸の旅
私の趣味は旅行です。特に一人旅が好きです。今回は関東の人があまり行かないような場所へ旅をしようと思い、北近畿方面に決めました。

 新幹線「のぞみ」で京都まで行き、そこから山陰線特急「きのさき」に乗り換え、城崎温泉に向かいました。城崎温泉は今から1400年前にコウノトリが湯に浸って傷を癒していたことから発見された温泉で、志賀直哉の小説「城の崎にて」の舞台にもなりました。

 さて城崎温泉駅を降りて温泉街の中心を歩いていくと土曜日とはいえ、春休みが終わった昼時であるにも関わらず多くの観光客が訪れていました。一般的に温泉地というと年配の方が多いというイメージがありましたが若い女性グループやカップルが多かったのには驚きでした。
 またこの城崎温泉の特徴は宿泊しなくても銭湯と同じ感覚で温泉に入れる共同浴場が数多くありそれをこの地では「外湯(そとゆ)」というそうです。
 私はまず「鴻の湯(こうのゆ)」に行きました。ここは庭園風の露天風呂があるのが特徴で真昼間の露天風呂を味わいました。次に「御所湯(ごしょのゆ)」に行きました。ここは南北朝時代に書かれた歴史物語に後堀河天皇の姉安嘉門院が入湯したという記録が残っており、良縁成就に御利益があるとのことです。

 温泉の後はいよいよ食事です。城崎をはじめ兵庫県の日本海側はズワイガニが名物で旬の冬には主に関西方面からカニを求めて多くの観光客が訪れるそうです。
私は駅前の「大黒屋」というカニ料理店で「カニにぎり」を注文しました。紅ズワイガニの身をのせたにぎり5カンにかに味噌の軍艦巻きが1カンがついていました。旬からは少しずれてしまいましたが味は格別でした。

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