江戸前あさり
私は、小さい頃から慣れ親しんだ江戸前のあさりについて感じた事を書いてみたいと思います。
子供の頃、よく父親に連れられて浦安や船橋辺りにあさり掘りに行っていました。
場所は有料潮干狩り場ではなく 、最近ではかなり減ってきている「あさり」が自然に生息している砂浜です。
獲ってきたあさりは砂抜きをした後、味噌汁や酒蒸しに調理され食卓に並べられました。
その味は非常に濃厚であとにひく感じがありとてもおいしく、幼い頃の記憶として今でもはっきりと残っています。
最近はお酒も飲めるようになり居酒屋などであさりを食べたりもしますが、獲れた産地による違いなのかなんだか味がないように感じらます。
たかがあさりですが海の中では重要な役目を持っています。
『江戸前=東京湾』きれいな海のイメージはないと思いますが、あさりがいるから水が浄化され多くの生き物たちが住める海になります。
最近では、輸入・蓄養あさりと増えてきていますが、ぜひ一度、江戸前あさり(天然)との食べ比べをしてみて下さい。
身近な海(東京湾)で獲れたあさりのおいしさがわかると思いますよ。
海野 友和