食ラボ

杉山流バウムクーヘン

バウムクーヘンの作り方をご存知ですか?直火式オーブンの中で回転させながら、生地を一層ずつ重ね焼きする独特の製法で作られます。昨今のように、衛生基準のしっかりした製造工場がない時代には、季節や気象条件などによって、素材の分量や焼き上げる温度をその都度調整していたといいます。まさに、職人の経験と匠の技が成せるドイツ菓子の王道。

さて、記念すべき第1回目の食ラボでは、その伝統の銘菓バームクーヘンを、新しい生地の組み合わせで作ってみました。通常、バウムクーヘンの生地には小麦粉が使われます。今回は、この小麦粉をベースに、「米粉」、「タピオカ粉」、「こんにゃく粉」の3種を混ぜ合わせました。

その結果は・・・「タピオカ粉」と「こんにゃく粉」によって、弾力感のあるソフトな口当たり!さらに「米粉」が効いて保湿性が増したのか、とても"しっとり"とした食感に焼きあがりました。
さらに仕上げの甘味付け。ナチュラルな甘味と風味を合わせ持つメープルシロップに、素朴で力強い味わいを持つブラウンシュガーを混ぜ合わせ、バウムクーヘンの上面を一気にキャラメリゼしました。これにより生地の保湿性も保たれつつ、メープルシロップとブランウンシュガーの絶妙な風味を実現。杉山流バウムクーヘンは大成功でした!

杉山流バウムクーヘン

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