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2007年01月23日

初詣はチャペルにて・・

今年のお正月は伊豆は伊東にて迎えました。
暁に染まる、初日の出を温泉から眺めて、相模湾には遠く大島が浮かび・・元旦ならではの宿のお料理はもちろんおせちです。漆の盆に縁起物の三種、ごまめ、黒豆、数の子が小さな飾りの奴凧の隣に品良く並び、朝、宿の方々が杵でついた突立てのお餅が椀に入り、良いお堕しのお雑煮に姿をかえて美味しそう・・お神酒をつがれ「おめでとう、ございます。」と、本当に厳かなお正月。日本人でよかった瞬間ベスト3にはランクイン間違いなしです。
でも私の楽しみは温泉ではなかったのです・・・

それは、元旦の朝から出かける箱根の星の王子様ミュージアム★
サン・テグジュペリの童話、星の王子様にちなんだ造形物が並び、ひとつの街になったテーマパークのようなものですが、それほど規模は大きくなくて、興味のない人だと物足りないかも知れません。
星の王子が住んでいる、小惑星B612は家、一軒がやっと立つ大きさ。王子が大事に育てているバラが一本。でもそのバラは大変にわがままで、王子はある日、星から飛出してしまいます。そして色んな人に出会い、学び。最後は森のキツネに「心を開くと見えないものが見えてくる。心で見るのだよ。言葉じゃない・・」そう言われて、王子はバラのもとに戻る決意をして、惑星へと帰ってゆくのです。
サン・テグジュペリの半生も貴族の名のもとに生まれ、第二次世界大戦中、ドイツ侵略の最中、アメリカへ亡命。最後はフランス軍の偵察隊として、幾度も空へ飛び立ち、最後は空より帰ることなく、星になってしまった・・・純粋で冒険心が強く努力家、ほんとに魅力的な人です。
館内では、幼少期に育った、サンモーリス・ド・レマンス城などのレプリカの中で思いをめぐらして、サン・テグジュペリの愛したカフェでカフェオレをのんで、もう気分は最高です。
サン・テグジュペリ教会ではキリスト教徒ではないのに両手を組み合わせて。
しかし、発する言葉は「今年も元気で皆が幸せに暮らせますように」と。このセリフはいつもの初詣のお願いの言葉ではありませんか!!
でも、あこがれのチャペルで初詣ができてよかったです。
帰りに、王子のバラの鉢植えを購入。種からそだてるバラの苗です。まだ開けてはいませんが楽しみです♪
全く、夢うつつですみません。今年も心の目を豊かに、夢をもってがんばりましょう。

H・★・ヤスミ

投稿者 diary : 2007年01月23日 00:00