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2006年12月21日

農家の気持ち

先日ニュースを見ていたら、キャベツや白菜が畑で潰されている映像を見ました。なんでも、今年は8月以降平年より気温が高く日照時間も多かった為予想以上に豊作だったそうです。
つい6月頃は、日照不足だ、冷夏だと野菜が高騰していたのがなんだったのかと考えさせられます。
ニュースによると捨てることによって市場価格の下落を抑制でき、農家も補助金が出るので大丈夫とのニュアンスでしたが、実家に畑がある私としては非常に複雑な思いでいっぱいです。
草取りひとつとっても大変な作業を経験したことのあるものなら手間隙かけて育てた作物を捨てるのは、非常に歯がゆいのではと考えさせられます。
日本の食糧自給率は現在40%です。先進国と呼ばれる国の中では最低水準です。一昔前は日本は一番高く買ってくれると輸出国からは喜ばれていたのですが、今では値段は叩く、品質は厳しいので日本に売りたがらない国も出てきております。
また5月のポジティブリストの導入によってますます日本に対して敬遠する国も出てきており、軒並み値上げの傾向がここにきて顕著になってます。
又人口増の影響が世界的な食糧不足になる予測が出ている状況の中、自国の野菜を捨てている日本って、、、やっぱ変です。

菊池 栄二

投稿者 diary : 2006年12月21日 00:00