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2006年11月02日
国産糖収穫シーズン
日本国内では砂糖の原料を、沖縄、奄美でさとうきび、北海道ではビート大根を作付けしておりこれらを原料に沖縄では原料糖と黒糖、北海道では精製糖と原料糖を国産糖として生産しております。ちなみに日本は砂糖の自給率が3割強あり、さとうきびもビート大根もこれからの冬場が収穫の最盛期を迎えます。
10月25日に北海道のビート工場を視察してきました。雪が積もる前に畑から掘り出しますので、今が繁忙期です。畑には大きな機械が入り大根を掘り起こす光景があちらこちらで見られ、視察した工場では、シーズン中1日に10tダンプカー300台分のビート大根が毎日運ばれてきます。広大な敷地にビート大根が山と積まれた光景は圧巻です。今年のビートは昨年の史上最高の収穫に比べると多少減産になる見込みのようです。
また、沖縄、奄美でもこれから冬にかけてきびの糖度が増すころ(12月ごろ)収穫が始まります。今年は台風13号の被害を大きく受けて、大減産の予想です。特に離島で生産されている黒糖は、ここ数年減産が続いており、かなり深刻な状況です。残念ですが来年の沖縄産黒糖は、非常に貴重品となりそうです。
生産地の視察を行い、沖縄、奄美、北海道の農家の方が丹精込めて生産した農作物を100%使用した国産糖を日本人として大事にしていきたいと思いました。
砂糖屋けんちゃん
投稿者 diary : 2006年11月02日 00:00