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2006年03月29日

深大寺そば

先月、二月の日曜日に義兄の七回忌の法要が雨の中、世田谷のお寺にておこなわれました。
お経とお墓参りを済ませた後に席を移して、調布の深大寺にむかいました。
恒例になっている、深大寺の水神苑さんでの会食、蕎麦懐石を頂くことに、お料理は春にちなんでふきのとうやさくらのつき出し等、厳かで華やかなお膳。最後に締めくくるのは、やはり生蕎麦・・蕎麦の風味とこしがあり大変美味しくいただきました。
深大寺そばの由来は8世紀頃、北方大陸から朝鮮半島を経由して日本へと伝わり蕎麦つくりは武蔵野台地を開拓した高麗帰化人によって栽培され広がりました。深大寺そばが有名になったのは元禄年間天台宗関東総本山~親王にそば切りを献上して賞賛を得てからと言われています。そのうちに庶民に伝わり武蔵野を散策する文人墨人客に愛され江戸より350年余の長い歴史と伝統を継承されているのです。
七回忌と言うのに義兄の人柄でしょうか、幼なじみの友人や仕事仲間の方々など多くの人たちに出席していただき、そばを頬張り、義兄の趣味のゴルフや釣りの話で故人を偲び、穏やかに法要を済ませることができました。
帰り際、深大寺にてお参りをして、境内の満開の梅に香れば、笑い方に特徴のあった義兄の声が聞こえたような気がしました・・・

林 保美

投稿者 diary : 2006年03月29日 00:00